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第49回 アビラ/Avila

はろはろ!こんにちは?!"よっぴ"の「パラドール紀行」です。
今日は城壁で囲まれた中世そのままの街にあるアビラのパラドールを紹介しましょう。

Parador"Raimundo de Borgona"ボルゴーニャのライムンド(伯爵)

アビラの特色を一言で言えば旧市街全体をぐるりと囲む城壁だろう。
1090年から1099年の間にアルフォンソ6世の娘婿のライムンド伯爵が回教徒からの攻撃に備えて築いたもので周囲2500m、幅3m、平均の高さは12m、そして90もの塔と9つの城門を備えている。
城壁に囲まれた旧市街は中世都市そのままの姿を残している。
付け加えて言うならば、至るところに駐車しているクルマが何とも目障りだが…。

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城内、ビクトリア広場の北、カルメンの門の近くの旧ピエドラス・アルバス邸がアビラのパラドールだ。 白い石壁をくぐり石段を数段登るとレセプションがある。 さほど広くはないが落ち着いた暖炉のあるサロンとガラス戸に囲まれた小さな中庭が見える。 中庭は石で敷き詰めてあるが、大きな松が一本のびて廻りには観葉植物の鉢が多数置かれている。 回廊のガラス戸は木製で出来ており、一見日本家屋の庭のようだ。
隣接する公園に出てパラドールの客室を臨むと、これまた木製のバルコニーがまるで日本の温泉宿のような感じがする。
レストランも木の温もりと赤のモダンなシャンデリア、窓から見える庭の木々、このバランスの取れた素晴らしいインテリアは一見の価値がある。 料理は勿論アビラ牛だろう。
部屋のインテリアも大人しく、バルも洒落ている。
アビラの城壁を一望するならば城壁の西側プエンテ門から歩いて15分、アダハ川を渡った国道501号線沿いのクアトロ・ポステスが良いだろう。 四本の柱に十字架が囲まれた古代の遺跡のような小さな建造物だが、アビラの城壁の連なりと柱の作る影が美しい。

*雑文館*

☆ 世界遺産
このパラドール紀行にも良く世界遺産という言葉が出てきますが、この(ユネスコ)世界遺産とは1972年にユネスコ(国際連合教育科学文化機関)総会で成立した「世界の文化遺産、及び自然遺産の保護に関する条約」すなわち「世界遺産条約」に基づいて世界遺産リストに登録された地球全人類の宝物のことで、将来に渡って守り続けることを目的としています。
スペインには野生動物と自然保護のためのスペイン最大、ドニャーナ国立公園と、第三紀の森林と貴重な固有種を持つカナリア諸島のゴメラ島ガラホナイ国立公園の二つの自然遺産、歴史と生物圏相違のイビサ島とピレネー山脈とペルディード山地方の二つの自然文化複合遺産、そして三十カ所を越える文化歴史遺産がありますが、そのほとんどの場所には文化歴史遺産そのものとしてのパラドール、或いはその文化遺産を楽しむ為のパラドールが設置されています。
もとより、世界遺産は観光を目的としているモノではありませんが、有数の観光王国のスペインに於いては自然との調和を保ちつつ、世界遺産の保護としての面と、多くの旅行者を楽しませる為の観光資源としての面を両立させることに成功したモノがパラドールと言えるでしょう。

スペインでの世界文化遺産を列記すると
☆ サンティアゴ・デ・コンポステーラ旧市街、☆サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路、アストゥリアス王国教会群、オビエド旧市街、☆ラ・メドゥラス古代ローマ時代の鉱脈、☆アルタミラの洞窟、☆ブルゴスの大聖堂、☆バロセロナのグエル公園、グエル邸、カサ・ミラ、☆バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院、☆ポプレ修道院、☆テルエルのムデハル様式建築群、☆城壁都市クエンカ、バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダ、☆エル・エスコリアル修道院、☆セゴビア旧市街と水道橋、アビラ旧市街と城壁の周りの教会群、☆サラマンカ旧市街、☆トレド旧市街、☆カセレス歴史地区、☆サン・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院、☆メリダの古代遺跡群、☆グラナダ・アルハンブラ宮殿、フェネラリフェ庭園とアルバイシン、☆メスキータとコルドバ歴史地区、☆セビージャのアルカサル、大聖堂、インディアス古文書館、☆アルカラ・デ・エナレス大学と歴史地区、☆レバンテ地方の地中海沿いの岩窟画、☆ログローニョ聖ミリャン・デ・ジュソ、聖ミリャン・デ・スソ修道院、☆テネリフェ島があります。
もうホトンド全地域ですねえ…。