« 第80回 カラオラ/Calahorra | メイン | 第82回 バイオナ/Baiona »

第81回 ソリア/Soria

はろはろ!こんにちは?!"よっぴ"の「パラドール紀行」です。今日紹介するのはスペインの詩人「カスティーリャの大地」を歌い上げたアントニオ・マチャードの心の故郷、ソリアのパラドールです。

アントニオ・マチャードのパラドール Parador"Antonio Machado"

ソリアの鉄道駅からクルマで10分、丘の上のアラブの城塞跡、現在は緑の美しい公園になっている景勝地にパラドールは建っています。レンガ作りの建物は正面から見ると2階建てにしか見えませんが、崖に沿って下に建物が延びているので実際は3階建てです。

玄関を入って先ず驚くのは、そこかしこにアントニオ・マチャードの写真、絵画、詩で館内が飾られていることです。このパラドールの名称になっているアントニオ・マチャードとはアンダルシア生まれの詩人で、この地を愛し、高校の教師をしながら数々の叙情詩を発表していました。代表作には「カスティーリャの大地Campos Castilla」は彼の最高傑作と言われています。

部屋は白い壁と赤茶色の松材の床や窓枠との組み合わせが外の景色と相まって、落ち着いた空間を生み出しています。

レストランは崖沿いに一段下ったところにあって、断崖の真下にはソリアの町並み、ドゥエロ川とカスティーリャの荒野が広がっているのが見えます。

ソリアの町中にはロマネスク様式のサント・ドミンゴ教会、16世紀ゴシック様式の建物で回廊の美しいサン・ペドロ教会、アラブ建築の影響がみられる回廊だけが残るサン・ファン・デ・ドゥエロなど見所がいっぱいあります。

また近郊には紀元前133年ローマ軍侵攻の際、自ら町に火を放ち、自決したといわれるケルト人の町ヌマンシアの遺跡があります。

*雑文館(個人旅行のノウハウ編)*

個人旅行16 基本コース1

さて前回までで、およそ個人旅行の特徴、作り方や楽しみ方がお分かり頂けたでしょうか? これから具体的に「基本コース」を基にしてプラン作りをしていきたいと思います。もちろん一つのモデルコースとして、そのままの日程でも良いのですが、自分なりの好みで味付けをして頂ければもっと充実した個人旅行が出来ると思います。

「マドリッド・バルセロナ6泊8日」コースを考えると…

スペインで何処に行ったの?と聞かれて返ってくる答えの十中八,九はマドリッドとバルセロナでしょう。フランスのパリ、イタリアのローマと同じように国の玄関口であり、観光客が多いのは当たり前なのですが、パリはパリ、ローマはローマなのに、このスペインの二大都市はそれ以上の意味を持っているのです。これはどういう意味かと言うとマドリッドからは実にエクスカーションが豊富な都市で、バルセロナは、ガウディ、ピカソ、ミロ、ダリと言ったモデルニスモの発祥の地として魅力溢れる都市で、どちらの都市も様々な変化に富んだ顔を持っているということなのです。

ツァーと比べて、個人旅行における最大の難点はと言えば荷物の取り扱いでしょう。ツァーでは荷物を(バスなどに)預けたまま手ぶらで観光地を歩けるのに対して、個人旅行では大きな荷物を担いだバックパッカーは別としてトランクを引きずりながら観光は出来ないのでホテルに早めに入って荷物を下ろしてから観光に出かけるか駅などのコインロッカーに預けるとかしなければなりません。レンタカーで廻ったとしても駐車場を探したり置いてきた荷物が気になって落ち着いて観光が出来ないということになります。

この点、この二大都市では町の魅力も或いは周辺の見所も多いので荷物を持って移動をすることなくいろいろなスペインを見ることが出来るのです。

例えば、マドリッド周辺にはトレド、アランフェス、セゴビア、アビラ、アルカラ・デ・エナレスといった世界遺産が沢山ありますし、超特急AVEを使えばコルドバ、セビージャといったアンダルシアの世界遺産までも日帰り圏内にあるのです。

市内だけでもプラド美術館や「ゲルニカ」のあるソフィア王妃近代美術館、王宮を始め小さな美術館、博物館まで入れると1週間居ても飽きない魅力を持っています。ですから、このマドリッド、バルセロナを各3泊ずつを最初の基本コースとしてみました。

第1日目

日本―(ヨーロッパ乗換え)?マドリッド
第2日目

午前:プラド美術館 ソフィア王妃美術館
午後:トレド半日観光
第3日目

午前:セゴビア半日観光
午後:王宮など市内観光
夜:フラメンコ鑑賞
第4日目

午前:マドリッドーバルセロナ(プエンテ・アエレオ)で好きな時間に移動
午後:グエル公園 サダラダ・ファミリア聖母教会 ミラ邸などガウディ建築を
夜:ライトアップされたバトリョ邸、ミラ邸、サグラダファミリアなど。
第5日目

ピカソ美術館 ゴシック地区 カタルーニャ音楽堂 ランブラス通り
第6日目

コロンブスの塔 (フニクリフニクラ=ケーブルカー)モンジェイクの丘 ミロ美術館 カタルーニャ美術館 スペイン村など
(5日目か6日目の)午後:モンセラット半日観光
夜:バルセロネータでシーフードは如何でしょうか?
第7日目?8日目

バルセロナー(ヨーロッパ乗り換え)日本
空港―マドリッド市内はタクシーで20?25EU、空港―バルセロナは15?20EU位。

さて、モチロン、この逆コースも考えられますが、もしも貴方がスペインを初めてなら、是非マドリッドIN、バルセロナOUTのコースをお勧めします。

マドリッド市内に初めて入り、クルマの窓から眺める、どっしりとした風格のある建物が立ち並ぶ風景に、どの都市よりも胸にこみ上げる感動があるに違いありません。このマドリッドの街並みはどのヨーロッパの国の都市よりも豪華で素晴らしいのです(特に夜間にライトアップされた街並みはことのほか素晴らしい)。

バルセロナはとてもお洒落なモデルニスモ発祥の街、旧市街のカテドラルなどとガウディ建築との対比が不思議とマッチする。そして世界一美しいランブラス通り、此処を歩いていると本当に平和を感じる(たまにスリもいるが…)何日居ても飽きない街です。バルセロナの街はきっとこの旅行をより想い出深いものにしてくれるでしょう。

もしも、もう少し日にちが取れるのだが…っという方にトッピングを。

マドリッドからチンチョンに行きパラドールの宿泊を加えましょう。モチロン移動はタクシーで(50EU位)帰りもそのまま空港に移動してバルセロナに(60EU位)。

もう一日、チンチョンからアランフェス、トレドと周遊して(60EU位)トレドのパラドールに泊まり同じく空港へ(約100EU位)と贅沢な旅も出来ます。

バルセロナでのトッピングは中世の町ヒローナ、ローマ遺跡のタラゴナの町、それとカルドナの古城のパラドールがお勧めです。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.parador-kiko.com/mt-tb.cgi/2

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)