第15回 クエンカ
はろはろ!こんにちは?!"よっぴ"の「パラドール紀行」です。
さて「パラドール紀行」ももう15回になりました。
今日のパラドールはボクの大好きなパラドール「クエンカ」です。
マドリッドとバレンシアの中間にありますから時間のある方は是非寄って見て下さい。
旧市街から歩いて15分位、有名な「宙づりの家」の側です
泊まれなくてもサロンでお茶の一杯でも如何ですか?
名称Parador"Convento de San Pablo"サン・パブロ修道院のパラドール
クエンカのパラドールへはマドリッドのアトーチャ駅から2時間半、バレンシアからなら3時間半の位置にあります。 |
マドリッドのAutoResのバスターミナルからも毎日5?8本のバスがやはり2時間半で結んでいて、パラドールの中でも非常にアクセスがしやすいパラドールと言えるでしょう。
申請中のスペインご自慢のAVEが停車するようにでもなればマドリッドからもバレンシアからも1時間足らずで結ばれてしまうのです。
クエンカはフカル川とウエカル川に挟まれた石灰岩の台地にあり、浸食された急峻な小道が多く、その景観は「魔法にかけられた都市」と呼ばれていて散歩には絶好です。 |
クエンカの町は中世の雰囲気を残しながら、抽象画の美術館や、最新の展示手法を取り入れた科学博物館もありとてもアカデミックな雰囲気も持っているのです。
南向きの部屋の窓からは夜になると宙づりの家がライトアップされているのが見えます。
因みにこの宙づりの家は14世紀に建てられたもので現在は抽象画美術館とレストランとして営業されています。
週末には宙吊りの家だけでなく、岩肌全部がライトアップされ、とても美しい…。
尚、このパラドールにはスペイン、日本の両皇太子殿下もお泊まりになっています。
☆シウダ、エンカンタダ(Ciudad Encantada)
山道ということで運転に自信のない私はタクシーに乗ることにした。
往復に1時間半、現地での見学に1時間半、計3時間で6000ptsとのこと。
道は考えていたよりもはるかに広く舗装されておりカーブもきつくない。
これなら自分で運転してもヨカッタかな?とも思ったがタクシー料金の安さとクエンカの町中の不案内を考えるとタクシーが正解か?とも思うことにした。
このクエンカから35kmほど緩やかな道を登っていくとシウダ、エンカンタダ(Ciudad Encantada)・・・がある。
行く途中の道路には動物注意の標識があり、羊ややぎが横断する。時折迷子になった子羊が道路脇をうろついているのが何とも愛らしい。
ここは500ペセタほどの入場料が必要だ。
おみやげ物屋を兼ねた切符売り場で入場券を買って入ると切符売りのおばちゃんが通る
順路を教えてくれる。
ほぼ1周1時間、矢印に沿っての一方通行のトレッキングだが道はなだらかで歩きやすい。
ただ標識の矢印が少ないのでこれを見落とすと思わぬところに出てしまい後で出口がわからず焦ることになる。
その為にもチャンと行き帰りのルートを守って歩いた方がいい。
ここは石灰岩が風雨で浸食され地表にキノコや動物の形に固い地層が残された奇岩が多数ある。
石灰岩の浸食でできた岩盤には所々深く窪んだ溝があるので決して矢印のない場所は歩かないことだ。
ここに行くには、パラドールでタクシーを予約してもらうのが良いだろう、往復で約1時間半、現地で1時間半程、計3時間のコースで6000ペセタかかるが数人で行けば
僅かな金額だ。
スペインの文化遺産を見疲れた人にはこれまた新鮮な自然遺産だろう。
by"よっぴ"