第83回 ポンテベドラ/Pontevedra
はろはろ!こんにちは?!"よっぴ"の「パラドール紀行」です。前回のバイオナから北に55km、引き続きいてガリシア地方、ポンテベドラのパラドールです。
男爵館のパラドール Parador"Parador"Casa del Baron"
サンティアゴ・デ・コンポステーラとビーゴの中間にある静かな港町がポンテベドラだ。旧市街は17,8世紀の佇まいを残す美しい町です。建物は16世紀ルネッサンスの宮殿でガリシア地方特有の様式で作られた「パソ」と呼ばれる貴族の館です。
この高貴、壮麗、豪華な建物の外観に劣らず館内には重厚な家具、荘厳な石段、豪華な装飾品で飾られて中世の雰囲気を残しているのです。
建物の持ち主が代々伯爵,侯爵、男爵と爵位をもつ貴族で最後の所有者はハゴダ男爵であったことからこの名称がついています。このパラドールは建物を政府が買い上げ、内装を施し、増築をして現在は45室ですが、2001年の9月までかけて部屋の改装を実施しています。豪華なサロンの一部には、ガリシア地方の典型的な台所の姿を残して、鍋、釜など昔の生活用品をミニ博物館の様に飾ってあります。
パラドールの周辺は17,18世紀の建物が数多く残る旧市街ですが、観光客のみならず、ビジネスや会社の研修に使われることも多いのです。宿泊客の30%は外国人で、建物の素晴らしさを賞賛するお客さんが特に多いそうです。もちろん、洒落たレストランで豊富な魚介類の料理を賞味しにくるというお客さんもたくさんいます。
*雑文館(個人旅行のノウハウ編)*
個人旅行18 基本コース3
今回はスペイン旅行のリピーターに是非お勧めしたい北スペインの美しい景色と村、サンティアゴ巡礼路の歴史的な町と建物を巡るコースです。ただこのコースは交通の便が必ずしもいいとは言えないので、出来るだけ(巡礼者のように)バックパックのような荷物が望ましいと思います。
「8泊10日北スペインとサンティアゴ巡礼路」
サンティアゴ巡礼路は9世紀の始め頃ガリシアでキリスト使途の一人サンティアゴの墓が見つかったという話がヨーロッパ中に広まり、その墓参りが始まりました。
始めの頃は決まった道もなく荒れた大地を踏みならされた跡を探しながらの旅でしたが、11世紀にはナバラのサンチョ王と孫であるレオンのアルフォンソ6世による道や橋の整備で聖地への巡礼が広まっていったのです。
この巡礼路は1本ではなくフランスで4本の道にまとまり、3本はオスタバットでまとまりロンセスバリョスを通りスペインに、もう一つはサンポルトとハカの港からピレネー山脈を通ってナバーラ地方のプエンテ・デ・レイナで一つになります。これが「フランス・巡礼者の道」で世界遺産に登録されています。もちろん、他にも各地からの巡礼路があり、この「フランス・巡礼者の道」も支道はたくさんあります。
この巡礼路の町々には歴史的な建造物も多く、北スペイン特有の美しい村もたくさんあります。またパラドールファンには憧れのレオン、サンティアゴのパラドールもあります。このコースもアンダルシアを巡るコースに決して劣ることのない素晴らしいスペインがたくさん発見出来るでしょう。
第1日目
日本―バルセロナ
第2日目
バルセロナ―サラゴサ
第3日目
サラゴサ―サンセバスチャン―オンダリビア(パラドール)
サラゴサ1418―(Talgo)1830オンダリビア
第4日目
イルン―ビルバオ―サンタンデール―サンティジャーナ(パラドール)
この間はバスで移動
第5日目
サンティジャーナ―ブルゴス―レオン(パラドール)
サンティジャーナ―ブルゴスはバスで移動、ブルゴス―レオンは列車
第6日目
レオン―アストルガ―サンティアゴ・デ・コンポステーラ(パラドール)
第7日目
サンティアゴ―アビラ(パラドール)
列車
第8日目
アビラ―マドリッド(バス)
列車
第9?10日目
マドリッド―日本
このコースではバルセロナ発としましたが、スペイン第4の都市「サラゴサ」はマドリッドとバルセロナの中間点ですのでどちらを出発点にしても良いと思います。
マドリッド発の場合は途中「シグエンサ」のパラドールを組み込まれることもお勧めです。
尚、時間を節約したいかたはヨーロッパの乗り継ぎ地(フランクフルトなど)から「ビルバオ」に入る方法もあります。またエールフランス、パリ乗り換えでオンダリビアの近く、Biarritzの空港から国境越えをしても良いでしょう。
ビルバオはグッゲンハイム美術館、サンティジャーナは北スペインで一番美しい村に選ばれたこともあり世界遺産の「アルタミラの洞窟」があるところです。
ブルゴスは世界遺産の大聖堂が見所です。
レオンは旧サン・マルコス修道院のパラドールと大聖堂、現在商業銀行の建物になっているガウディ作のカサ・デ・ロス・ボディネスなど見所の多い町です。
アストルガは大聖堂の隣にやはりガウディ作の司教館があります。
サンティアゴは巡礼路とは別の世界遺産登録がされていますが大聖堂と同じオブラドイロ広場に建つ王立病院の建物がパラドールとして利用されています。
アビラも11世紀末に作られた城壁の町、15世紀の白い宮殿がパラドールとして利用されています。このコースも非常にトッピングの豊富なコースで、ブルゴスの東約100kmの巡礼路の町サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサダ(素晴らしいパラドールがあります)、サンティジャーナからオビドスに向かえば、やはり世界遺産の「アストゥリアス王国の教会群」がありますし、アストルガからサンティアゴへの巡礼路には沢山の美しい町が点在しており、アビラと同様、城壁の町Lugoルゴも世界遺産に登録されました。
時間が許せばVIGOヴィゴのリアス式海岸の美しい景色と海の幸を堪能するのも良いでしょう。