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第4回 エル・サレール

はろはろ?!みなさん、こんにちは?!
「パラドール紀行」楽しんで頂けていますか?
グラナダ、カルドナ、トレドと日本の観光客が多いパラドールを紹介してきました。
スペインの観光地といえばどうしてもアラブ色に染まった中世都市となるのですが、今回は目先をチョット変えて、リゾート・ホテルタイプのパラドールをご紹介しましょう。
ゴルフ好きのお父さんは勿論、サッカー好きの方も行きたくなるかもしれません。

名称「Parador"Luis Vives」"ルイス・ビーベスのパラドール

スペイン第3の大都市バレンシアから僅かに南に12km、エル・サレールはバレンシア市民の憩いの地として有名です。
夏の海水浴場はもちろん、温暖なリゾート地として1年中にぎわっているのですが、その中心にあるのがエル・サレールのパラドールなのです。
レモンの木が多いことからコスタ・デ・アサール(レモンの花の海岸)と呼ばれる海岸とアルプフェラ湖とのあいだに挟まれた帯状の地にあります。
風光明媚なこの地域は国立公園に指定され、その中にあって,唯一建築するころを許されているのがこのパラドールなのです。

この大きくて立派なリゾートホテルには、大きな2つのサロンがあり、それぞれに名前が付けられています。
「地中海のサロン」は,海に面し、内装は,鮮やかな色彩でまとめられていて、結婚式が開かれるときは、待合室、バンケットとしても使われています。
もう一方の「冬のサロン」は、柔らかい色彩で,暖炉を持ち、冬には火が入れられる。本を読んだり、ゲームをする事が出来るようになっています。
カフェテリアも海に面していて広く、中でもテラスでも,お茶や,軽食を取ることができるのです。
目の前にはプールもあり,勿論、そのまま水着で海にも行くことが出来るようになっています。
今スペインでは法律上プライベートビーチをつくるとはできないということなのですが,実質上はセミプライベートビーチと言えるでしょう。

壁に掛けられている絵は、パラドールが若い画家の登竜門としてコンクールを開き、多くの出展された絵画から賞に輝いた絵を全てパラドールが買い取り展示されているのです。。 彼らの作品を推奨するためにそれらの作品は画集としても纏められ宿泊客の目を楽しませています。 このパラドールでは、スペイン王室の方々も良く利用されるが何故かゴルフはなさらないでゆっくりとくつろいで居られるとのことでした。
このパラドールには日本の天皇陛下が未だ皇太子だった頃に美智子妃殿下とお泊まりになったことがあり、このパラドールで20年間もディレクターをしているAntonio Gomez pastrana Gallego氏は陛下から頂いた日の丸のカフスボタンがえらくお気に入りだということです。

部屋は全て同じ作りで特別な豪華さはないのですが、広々として淡いグリーンを基調とした落ち着きのある柔らかな空間を作り出しています。
また、現在二つのスウィートルームを増築中だそうだ。

レストランはプール、サッカー場を見据えて、フェアウェー、地中海までもが臨めるガラス張りの明るいレストランです。 ここのお勧め料理は何と言っても地元で取れた海産物を使った海の幸のパエリアでしょう。 二人前からしか注文できませんが、バレンシア産の可愛いハーフボトルのワインと一緒に 本場のパエリアを賞味してみては如何でしょうか。
スペインオープンが84年92年と開催され、スペインで5本の指ヨーロッパでも10本の指に数えられる27ホールの有名なゴルフコースを持っていることでも有名です。 勿論、宿泊客にはゴルフを楽しむ客が多いのですが(約60%)サッカー練習場、テニスコート、プール、会議室と、その他にも他のスポーツを楽しんだり、ゆっくりと身体を休めたり、多くの会議が開かれたりと常に客足が途絶えることがありません。

スペインリーグの強豪バレンシアのサッカーチームは地元の試合の前には必ずこのパラドールで合宿をするし、スペイン代表チームも毎年必ず使用するそうです。
また冬季にはこの暖かい地と恵まれた施設を求めて遠く自国では練習の出来ないドイツやオランダ、スウェーデンのチームも合宿をするのです。
だから冬場の1,2月でも予約が取りにくく最低でも2,3ヶ月前に予約が必要となり、比較的予約が取りやすいのは11月だそうです。

パラドールを挟んで地中海の反対側に、大変大きなラ、アルブフェラ(La albufera)湖があって、船頭さんつきでボートに乗ることができます。
このあたりは水田があって、どことなく日本の田舎を感じさせるし、日本の米に似たバレンシア米の産地としても有名なところです。


☆ ヴァレンシアの火祭り

パラドールから車に乗って15分程でスペイン第3の都市ヴァレンシアに入る。 大都市だけにヴァレンシアには見所が多いが有名なのは何と言っても「サン・ホセの火祭り」(Las Fallas)だろう。 San Joseとは聖ヨセフキリストの父ヨセフのことだ。 ヨセフ職業が大工であったことから彼らの守護聖人として昔から祭られてきた。 大工達が冬場の仕事納めを親方の家の門前で木っ端や鉋屑を焚いて祝ったことに由来するのがこの祭の始まりだと言われている

3月12日から1週間、ご婦人方の民族衣装のパレード、夜を徹しての花火、広場には露天が立ち並び深夜のパーティが観光客をも巻き込んで繰り広げられる。
前夜祭には中世農民の郷土衣装で着飾った女性達が花束を抱えてカテドラル脇のマリア像まで練り歩き広場を花で埋め尽くすのだ。



そして最終日の20日には1年をかけて作られたビルの3階をもしのぐ程の高さの大きな600体程の人形が最終日の深夜0時前後に市内の広場60カ所くらいで次々と燃やされてしまうのだ。
その凄まじさは日本のTVなどでも放映されているのでご存じの方も多いだろう。
このコンテストで1位になった人形の一部が焼失をまぬがれて「火祭り博物館」に展示されている。
近くで見るとこの人形たちの精緻な作り、リアルな感じには本当に驚かされる。
勿論バレンシアはこの他にも世界遺産に指定された「ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ」(絹の商品取引所)、や中央市場、大聖堂、国立陶器博物館など見所はいっぱいだ。

by"よっぴ"