第44回 コルドバ
はろはろ!こんにちは?!"よっぴ"の「パラドール紀行」です。
今回はアンダルシアでグラナダ、セビーじゃと並ぶ観光のメッカ、コルドバのパラドールです。
名称Parador"La Arruzafa"棕櫚の木の庭園のパラドール
| Cordobaの町から少し山の方に上がった閑静な住宅街にパラドールはあります。 もちろん部屋からは、少し遠いがコルドバの町並みが大きく広がって見える絶好のロケーションだ。暑い夏には町との5度Cの気温差があるという。 湿度が低いこの地での5度の差はとても大きく感じられ暑い夏でも非常に快適に過ごせる。 |
4?10月(8月の最も暑い時期を除いて)はとても大人気のパラドールと言えるだろう。
11?1月が冬季でシーズンオフとなるが2月にもなれば、スペインの中でも早い春が来て少しづつ混み合ってくる
元々は後ウマイヤ朝を開いた8世紀のアブデラマン1世の夏の離宮の在ったところで、現在の建物はシンプルなものだがメスキータ風の装飾などアラブ的要素を、その中にうまく取り入れています。
因みに、このアブデラマン1世から3世紀の間にコルドバはヨーロッパ最大の都市として栄え人口は50万人にも達し、10世紀には大学も開かれ世界中から学者、学生が集まってきたのです。
パラドールの愛称になっているArruzafaというのはアラビア語で棕櫚の木の庭園のこと、この場にぴったりの名前だ
この辺りはイスラム教徒達が北アフリカからヨーロッパへ棕櫚の木を運んでいたルートにあり今のパラドールのところにヨーロッパで初めて棕櫚の木が植えられたと言う。
| 庭には大きなプール、子供用プール子供の遊び場、テニスコート(残念ながら貸しラケット無し)がある。 | |
| 6月15日?9月位までの夏期には毎週木金土曜日の夜に、庭のバーで音楽を聴きながらバーベキュー、軽食、おつまみなどが味わえます また、このパラドールでは外部から食事だけの客も多く、レストランでは注文に応じて魚や肉を焼いてくれる、バイキング方式のメニューがある。モチロン食べ放題だ。 |
部屋はとても広々としてまさに歴史遺産のなかのリゾートタイプのパラドールです。
スペイン有数の観光の町だけに、数社のツァーがパラドールから参加できます、市内観光、メディナアサーラという郊外のアラブの遺跡 などがあります。
☆メスキータ
コルドバ最大の見所と言えば世界遺産に登録されたメスキータMezqita(回教寺院)を中心とした歴史地区の散策だろう。
最初に住み着いたイスラム教徒達はキリスト教サン・ビセンテ教会の半分を使い、やがて手狭になり残りの部分も購入して、785年、アブデラマン1世によってモスクが建立され、後に3度の拡張により180X130mという巨大なモスクに2万5000人もの信者を収容する寺院となるのです。
そしてレコンキスタ(国土回復)でコルドバを奪回したキリスト教徒により、このイスラム寺院の中に無理矢理キリスト教会を建て二つの宗教が同居するという、世にも奇妙な建物となるのです。
| このキリスト教寺院を建築するにあたって1400本あった大理石の柱を854本に削り、1523年から1750年の227年間の歳月をかけています。 この工事を見学したスペイン国王カルロス5世は(自分が許可をしたのに)「何処にでもあるモノを作るために世界の何処にも無いモノを壊した」と嘆いたそうだ。 |
オレンジの中庭から棕櫚の門をくぐり入ったところがもっとも古い部分だが、しばらく目が慣れるまでじっと佇んで待つのがヨイだろう。☆k4409メスキータ・門、☆k4410ミナレット、k4411オレンジの庭
暗闇の中にボーっと数百の大理石の柱とアーチが浮かんでくるだろう。
| 中心部に進むと明るい光と共にゴシック、ルネッサンス、バロック様式の入り交じった見事な大聖堂(カテドラル)が出現する。 確かにこのカテドラルだけを見ていると華やかで素晴らしく美しい教会だ。 しかし、この見事で美しい教会があることで、尚更このメスキータの深い幻想的な美しさをより引き立たせているのだ。 |
時代、時代で支配者により住民達は改宗がを強制されたり、迫害を受けたりする。
最初にイスラムにより支配された頃は、この同じ場所で金曜日にはイスラム教徒、日曜日にはキリスト教徒と別れて礼拝を行っていたという。
宗教が違うと言うことで迫害したり、戦争まで起こすのは指導者と言われる政治家の思惑だけだろう、一般の人々は宗教が違うと言うことだけで相手を嫌ったり傷つけたりすることはしない。
異文化に触れ、その素晴らしさを学び、理解し、敬意を持つ、それも旅行の意義の一つだと思う。
何処の国の人も平和を願っているはずなのだから…。
☆ パティオPatio
| コルドバは散歩をしていてとても気持ちのイイ町だ。 白い壁の続く旧ユダヤ人街や花の小径、ときおり土産物屋やレストランがあり、ギターや手拍子の響きと歌が聞こえて来る、小径は入り組んだ迷路のようだが何の不安も感じられない。 アンダルシアの灼熱の太陽は時には50度近くにもなる、こんなときは皆家でシェスタだが、この静かな午後にこの小径を歩いてみよう。 乾燥した気候は日陰にいれば東京ほど不快ではない。 |