« 第40回 マラガ・ゴルフ | メイン | 第42回 ハベア »

第41回 サラマンカ

はろはろ!こんにちは?!"よっぴ"の「パラドール紀行」です。
今回は大学都市で有名なサラマンカです。

第41回サラマンカSalamanca
名称「Parador de Salamanca」

マドリッドから北西方向に200kmほど離れたサラマンカはパリ大学、ボローニャ大学と並び世界最古の大学があります。

1218年アルフォンソ9世によって創立されたサラマンカ大学は1255年にローマ法皇からボローニャ、パリに次いで三番目に大学として認められました。
もちろん現在でも世界中から学生が集まり、学問、文化の中心地として繁栄しています。
同時に、旧市街には多くの細密な飾りが特徴のプラテレスコ、チェリゲラ様式の歴史的建造物があり見どころの多い町として世界遺産に登録され、観光客も非常に多い町です。

パラドールはこの旧市街の南を流れるトルメス川の対岸の小高い丘の上にあります。 旧市街に面した客室やテラスからはローマ橋を挟んでカテドラルを中心とした町並みが全貌出来る恵まれたロケーションにあります。 夜はライトアップされた、カテドラル、ローマ橋、城壁を見ることができます。

このパラドールの特徴は、他の歴史的地域にあるパラドールのようにその地方独特の様式で建てられた建物でなく、まるでリゾート地にあるパラドールのように近代的な建物であることです。このような造りはこのサラマンカとセゴビアだけでしょう。

まるでリゾート地に居て海を眺めるようにゆったりとサラマンカの町並みを眺め、ライトアップされたカテドラル、ローマ橋、城壁の夜景を楽しみ、スペインで一番美しいと言われるサラマンカのマヨール広場を始めとしてサラマンカ大学、新旧大聖堂、サンエステバン修道院をもつ世界遺産の町を歩き回っては如何でしょうか。

  

パラドールのレストラン、客室、サロンからはいずれもゆったりとした造りで町並みの眺望がを楽しむことができます。

9月-10月は企業の会議などが多く入っている為、満室状態が続きますが、5月は比較的予約が少ないそうです。


☆マヨール広場

見知らぬ町の旧市街に入り、何処に居るのか、何処に行くのか分からなくなったら迷わずCentro de Ciudad(町の中心地)の標識に従って進んで行くのがよい。
大きな町であろうと小さな村であろうと行き着くところはPlaza広場だ。そしてその名前も大抵Plaza Mayorマヨール広場という名前が付いている。
マドリッドのような大都市においては重要な建物は町の中に散らばっているが、小さな都市や田舎町ではプラサ・マヨールを中心にして教会、市庁舎、観光案内所、レストランなどほとんどの建物が集まっている。
ット言うよりもこのマヨール広場を中心に人々が生活をしていると言ったほうが良いだろう。
マドリッド郊外のチンチョンが良い例で、円形のマヨール広場を囲むように3階建ての木造家屋がぐるりと取り囲み教会、村役場、警察に数軒のバルやパン屋、酒屋、宿屋などがあり、村人達は毎日、此処に集まり酒を飲んだり、お喋りに興じたりしている。
そして8月の祭の日には通路を塞ぎ闘牛場にもなってしまうのです。
人口数百人の村の小さな広場でも何故かマヨール広場の名前が付いています。

ところでこの無数にあるマヨール広場の中で、いやヨーロッパの広場の中でも、もっとも美しいと言われるのがサラマンカのマヨール広場です。
フェリペ5世により1729年-1755年にアルベルト&ニコラスのチュリゲラ兄弟によって設計されたもので、回廊の柱にはコロンブス、エル・シド、セルバンテス、や歴代の国王の肖像が刻まれています。
夜には多くの大道芸人が集まってとても賑やかになります。

by"よっぴ"

      チンチョン・マヨール広場                アルベルカ・マヨール広場
      アルマグロ・マヨール広場               コミージャス・マヨール広場
  
                      セゴビア・マヨール広場