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第69回 プエブラ・デ・サナブリア

はろはろ!こんにちは〜!"よっぴ"の「パラドール紀行」です。今回はガリシア地方とレオン地方、そしてポルトガルの国境にも近い山あいの美しい町プエブラ・デ・サナブリアのパラドールを紹介しましょう。

第69回プエブラ・デ・サナブリアPuebla de Sanabria
名称「Parador de Puebla de Sanabria」プエブラ・デ・サナブリアのパラドール

サモラから列車で1時間、高速道路も開通し非常に便利になったテラ川沿いのサナブリア地帯は緑も豊かでスイスの高原地帯を感じさせる変化に富んだ美しい自然に富んでいます。高速道路をそれて、SANABRIA村へ入るすぐ手前にパラドールは位置しています。1945年アルベルゲとして開業されたたのち増築されて、現在44部屋を有し、静けさと自然との調和が売りのリゾートタイプのパラドールです。

自然の美しさ以外には特にこれと言った特徴はないパラドールだが、夜、サロンの大きな窓から見るライトアップされた15世紀のお城の美しさは格別です。風光明媚な標高1028mのサナブリア湖から12kmというロケーションにあり、多くの自然愛好家がハイキング、鱒釣り、水上スポーツを楽しむために訪れています。夏には長期滞在の家族連れで一杯になり、春、秋にはハンターで賑わうパラドールです。高速道路の開通で、マドリッドからの時間もずっと短縮されたため、最近はマドリッドから訪れる人が多いといいます。

急勾配の上り坂が、丘の頂上のカテドラルと中世のベナベンテ伯爵の城まで続いています。この坂のメインストリートの両側は、白い壁に色とりどりの花、そして雲母石で作られた屋根に覆われたこの地方独特の家並みが続いて、多くの家では一族の紋章を入り口の上に飾ってあります。

頂上の城は15世紀に建てられたベナベンテ伯爵のもので今はさびれて廃墟となっていますが、出入りは自由にできます。このお城の前の見晴らし台からはサナブリアの街並みとテラ川の周辺の景色が一望に臨めます。


*雑文館(個人旅行のノウハウ編)*

個人旅行No4

機内では出来るだけ席を立って歩き回ることをお勧めします。これは最近話題になっている「エコノミー症候群」にかからないためです。この「エコノミー症候群」というのはビジネスクラスに乗ればならないというものではありません。長時間同じ体制を取っていると鬱血して、急に立ち上がるときに起こると言われています。
これを防ぐのは時々立って軽い運動をしたり、歩くのが良いとされています。
どうしてもエコノミーの窓側に坐ると通路に出にくくなります。その為にもボクは通路側の席をお勧めします。
便によってはスゴク空席の目立つときがあります。モチロン席の移動をして一人で2つ3つの座席を取ることも出来ますが、一応全員が椅子に座って離陸してから移動しましょう。
さて、満腹で映画を見たりウトウトしているうちにヨーロッパに到着です。
機内から降りたら次に自分の乗る航空機の便名を確かめて出国便のディスプレーから探し出して記されたターミナル、ゲートに向かって進みます。何処の空港も分かりやすく矢印等で案内されていますので安心して下さい。
このとき、日本の航空機に乗って来た場合は一度乗り換え航空会社のカゥンターに行って航空券を搭乗券に引き替える必要がありますが、これも案内に従って行けばヨイのです、普通自分の乗る搭乗ゲートの方角にカゥンターはあります。
通常、ヨーロッパでは、この到着した国で入国審査があります。パスポートと乗り換えの搭乗券のチェック、入国カードの記入があります。(EUシェンゲン協定加盟国の場合)
そして、もしこの空港がロンドンでなければユーロに両替をしておきましょう。
以前は、日本でなく、必ずこの到着空港(乗り換え空港)での両替をお勧めしてきましたが、現在はドルと同様日本で両替しても現地で両替してもほとんど変わりがなくなりました。
ただ注意しなければならないのは、実際の紙幣の交換は為替の相場でなく(紙幣の輸入などの)コストが若干かかっていることです。
乗り継ぎ便に乗ったら2,3時間でスペインの空港に到着です。
自分の荷物をピックアップして出口(salida)の方向に向かって進みます。
このEU内の乗り継ぎ便は通常国内線扱いとなりますので入国審査もなく(ある場合もあります)矢印の方向に向かって進むとあっけなく空港ロビーに出てしまいます。
日本からの場合スペインに到着するのは大抵は夜間です。夏などそれでも外は明るいのですがホテルへの移動は必ずタクシー乗り場からタクシーでの移動をお願いします。
これは安全の為で、現地に住む日本人ですら空港バス等は使わずにタクシーに乗ります。
空港から大きなトランクをぶら下げてバスに乗るなどは、泥棒に「此処にカモがネギを背負っていますよ!」と言うようなものです。
マドリッドの空港バスが到着するコロン広場はこのような泥棒が手ぐすね引いて待っています。(特に地下鉄への乗り換え通路が危ないと言われています)
2014年1月7日からマドリッドのバラハス空港とマドリッド市内の間は料金が30€に均一化されました。 空港から市内へはタクシーで30€、コロン広場までバスで来てタクシーに乗り換えても幾らも節約にはならないでしょう。(特に二人の場合は)
詳しくはスペインコラム「マドリッドの風に吹かれて」のページをご覧ください。

それでは次はホテルの予約をしてみましょう。

by“よっぴ”