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第18回 セウタ

はろはろ!こんにちは〜!“よっぴ”の「パラドール紀行」です。
スペインと言えばヨーロッパの国の中でも一番アフリカに近い国、実際、天気が良ければジブラルタル海峡を挟んでアフリカ大陸が臨めます。
そこで、スペイン旅行のついでにアフリカ大陸の大地を踏みしめてみませんか?
地中海を隔てたアフリカ大陸には2つのスペイン領地があるのです。
セウタとメリージャの二か所、対イスラムの軍事拠点としての町といわれますが、なんとこの二つの町にもパラドールがあるのです。

第18回セウタCeuta
名称Hotel”La Muralla"城壁のホテル

アルヘシラスからフェリーで1時間半、ジブラルタル海峡を挟みイベリア半島からもっとも近いアフリカがセウタの町です、距離にしてたった20km、もちろん晴れていれば対岸を見渡すことが出来る距離です。
モロッコは、スペインがジブラルタル(英国領)を自国の領土だと主張していることから、カナリア諸島も含め自国領土に隣接するセウタおよびメリージャを自国へ編入するよう求めているのですが、スペイン政府も、セウタ、メリージャの両住民もこれを拒否しています。
歴史的にはセウタは1415年ポルトガルによって征服され、その後スペインのフェリペ鏡いポルトガル王国を併合し、以来スペインの領地となり、ポルトガルの独立後1668年にスペインへ正式譲渡されたものだということになっているのです。
戦略的な意味合いではジブラルタル海峡を支配する要所としての重要な場所ではあるけれど、このパラドールは、スペインからモロッコへの旅行の通過地点としての滞在者が多く、そのため、Vacacionの夏は特に混み合い、平均2日位滞在するといいます。
町の中心に位置し城壁に沿って建っていることからラ・ムラージャLa Murallaの名称がついています。 その為に、港、買い物、海水浴と何処に行くのにもとても便利です。

スペインには北アフリカにもう一カ所メリージャMelilla、そしてカナリア諸島に海外領地がありますが、政策上ほとんどの品に対して関税の減免があるので買い物目当ての観光客も多いのです。 そしてスペインの本土を離れてこれらの土地に渡る場合に注意しなくてはならないのは「パスポート」が必要だと言うことです。

1986年にLa Murallaというホテルがパラドールになったもので地元の人にはパラドールよりもLa Murallaの名前の方が知られています。 レストランではモロッコに隣接するCeutaらしく食事のメニューには焼きたてのスパイシーな牛の串焼きケバブが人気です。
馬の厩舎あとを利用したというスウィートルームは32部屋もあり家族連れにとても人気があります。
二層からなり1階ではバルコニーから直接庭に出て大きなプールに直行できるようになっています。

ちょっとイスラムっぽいランプで飾られたサロンも素敵です。
まさに南の島のリゾートホテルのようです。

市内ツァーは勿論、モロッコへの日帰りツァーも出ており世界遺産ティトゥアンTetouan-タンヘル(タンジェ)Tangerツァー9:30−20:00なら39€で参加することができます。 アフリカの国モロッコのスーク(市場)での買い物も楽しい思い出となるでしょう。

マリンスポーツなら海辺にある”Club Nautico”で楽しめます。
ホテル内にはCDショップやお土産物屋さん等多数入っていて関税の低い、安い買い物が楽しめます。日本のカメラや電器製品、ゲームソフトなども沢山売っています。

夜になったら、少しの時間を割いて表に出てみましょう、パラドールに向かい合ったカテドラルがライトアップされて昼とは違ったスペインの中世の雰囲気を感じ取ることができるでしょう。

☆ モロッコ

スペイン旅行でもし時間があるのならアフリカ大陸にまで行ってみては如何でしょうか?
地中海を隔てた対岸の国、モロッコへはアルヘシラスからフェリーでたった1時間半、スペイン領セウタに渡り、国境を越えるか、やはりアルヘシラスからフェリーでモロッコ領タンヘル(タンジェ)に直接入るかだろう。

ヴァケーションシーズンのアルヘシラスには観光客は勿論、モロッコに帰るクルマでいっぱいだ。
とにかくスゴイ、大きなクルマ、小さなクルマどれもこれもクルマの屋根にこぼれんばかりの荷を積み上げシートで覆ってある。 ときには応接セットなどまでロープで結わえてある。
この為、屋根に荷物を載せているクルマは料金も5割り増しとなっている。

レンタカーでスペインを回っている場合、折角だから、アルヘシラスからフェリーでセウタやタンヘルに渡り、アフリカの大地をぶっ飛ばしたい…。ッて気持ちはよく分かるのですが、この国境越えが案外と面倒で時間がかかるのです。
国境の検問所で出入国カードに記入してパスポートと一緒に窓口に差しだし入国スタンプをもらい、次に車検証とクルマを持ち込む許可証に記入してスタンプをもらう。
たったこれだけのコトなのですが…。
最初はパスポートチェックの窓口までのクルマの渋滞だ、これは大したことはナイ、たった30分だ。
この間、怪しげなモロッコ人が出入国カードの用紙を売りに来る、モチロン窓口でもらえば無料のモノである。
窓口でパスポートを受け付けてくれるまで30分、更にスタンプをもらうまでに30分、そのアトでないとクルマ持ち込みの許可の受付もしてくれない。
クルマの手続きに1時間、計3時間弱かかる。
この間にもさかんに自称観光ガイドがガイドツァーを売り込みにくる。
スペイン側に再入国する場合もほぼ同じ位の時間がかかってしまう。
つまり、ティトゥアンに日帰りするのに5,6時間、セウタからタンヘルに走り、そこからフェリーに乗る場合もほぼ同じだ。
ここはアルヘシラスにクルマを置いて、ティトゥアン、タンヘルをまわるバスツァーを利用するのが賢い選択だろう。

セウタからの日帰り、アルヘシラスからセウタ、ティトゥアン、タンヘルとフェリー代込みの周遊コースもある。
このツァーバスはパスポートも全部あずかって、行列のクルマを尻目にどんどん行ってしまうのだ。 やはり、業者と役人との間で話し合いが出来ているのだろうか?
パラドールに泊まり、ティトゥアンに日帰りするのもイイだろう。
何はともあれメディナ(旧市街)のスークでの買い物はとても楽しい。

メディナの中の道は迷路のように折れ曲がった細い道が網のように張り巡らしてある。
賑やかで人通りの多い道を選んでいけばそれほど危険を感じることもナイだろう。
大通りに囲まれた部分はそれほど広いわけではナイので道に迷っても、そのうち見覚えのある場所に戻れる。
疲れたらバルで名物のミントティを飲もう
通貨はDHデュラハム、両替所もあちこちにあるがDHを残しても困るし手数料もかかる。買い物にはユーロとアメリカドルでもOKなので、少し多めの少額のドルかユーロがあるとイイかも知れない。

by"よっぴ"